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ハムスターの過長歯について
ハムスターの歯(切歯)は、一生伸び続ける「常生歯」です。通常は、かたい食べ物をかじったり、上下の歯が正しくかみ合うことで自然にすり減り、適切な長さに保たれています。
しかし、歯のかみ合わせの異常や、歯の外傷、やわらかい食事ばかりを食べている場合などには、歯がうまく削れず**過剰に伸びてしまう(過長歯)**ことがあります。
歯が伸びすぎると、
・口が閉じにくい
・ごはんを食べにくくなる
・よだれが増える
・体重が減る
・歯が口の中や唇に刺さる
といった症状がみられることがあります。放置すると食事ができなくなり、体調を大きく崩してしまうこともあります。
治療は、伸びすぎた歯を専用の器具で適切な長さに整える処置を行います。歯の状態によっては定期的な処置が必要になる場合もあります。処置の際は安全のために保定のみで行うこともあれば、動きが強い場合には軽い鎮静を使用することもあります。
また、再発を防ぐために、
・かじれるおもちゃや木製用品を入れる
・歯並びの定期チェックを行う
といった管理も大切です。
ハムスターは体が小さいため、食欲低下や体重減少が短期間でも命に関わることがあります。食べにくそうにしている、歯が長く見えるなどの異変があれば、早めに動物病院へご相談ください。
症例紹介
症例は、硬いものが食べられなくなったとの主訴で来院しました。
口の中を見ると前歯が伸びていて、上顎に刺さり、鼻を貫通して外まで出ていました。


画像は歯を切る前と、切った歯です。
この症例は歯を切ったあとにご飯も普通に食べられるようになりました。
