逆くしゃみについて
逆くしゃみは、犬が突然、短い時間に何度も連続して呼吸を激しくする現象です。このとき、犬はしばしば口を閉じたまま、喉の奥で何かを感じるように見え、興奮や驚きが引き金になることがあります。逆くしゃみは、くしゃみとは異なり、鼻から空気を吸い込むような動きが見られるのが特徴です。
逆くしゃみの原因としては、アレルギー、空気中の刺激物(ほこりや煙など)、急な運動、興奮やストレス、さらには喉の軽い炎症などが考えられます。多くの場合で鼻腔内もしくは咽頭に異常があります。
長時間続く逆くしゃみと、逆くしゃみの頻度が増えてきたときは注意が必要です。
症例紹介
症例は呼吸困難で緊急で来院した犬、柴犬です。この犬は連続で逆くしゃみをしており収まってもすぐにまた逆くしゃみが出ていました。鼻腔内異物が疑われたため内視鏡検査をしました。鼻腔内を外側から検査しても異常がなかったため喉の方から内視鏡検査をしました。

鼻腔内を、のど側から見た状態です。このまま進んでいくと鼻の穴の裏側に到達します。

進んでいくと鼻の穴の裏側にドッグフードが詰まっていました。
処置はこのドッグフードを内視鏡で摘出して終了です。
術後は逆くしゃみは出ず落ち着いていました。約1時間後にこの柴犬は退院しました。
逆くしゃみが増えた、など異常がありましたらはやめにご相談ください。