高齢動物の麻酔について

高齢の動物に対して麻酔をかけるのはリスクがあると言われています。高齢な動物は内臓にも異常が出ている確率が高く、麻酔の代謝が遅れるため麻酔の種類や量を慎重に検討する必要があります。当院では術前検査の結果に基づいて複数の麻酔を組み合わせ、局所麻酔や神経ブロックを併用しながら麻酔をかけているため、高齢動物や持病のある動物にも麻酔をかけることが可能です。もし麻酔下での処置・手術をしたい場合は一度ご相談ください。

症例紹介

症例は15歳のシーズーです。首に大型の腫瘍がありました。検査の結果、心臓が悪く、貧血、低アルブミンなどあり、元気食欲は無い状態で衰弱しておりました。

手術時の状態はこちらをごらんください。

手術は無事に終わり腫瘍がなくなったことで元気になり、血液検査の異常も見られなくなりました。

術後の傷もきれいになり毛も生えました。

高齢犬の手術でお悩みであれば一度ご相談ください。