SFTSについて
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、主にマダニを介して感染するウイルス性の病気です。人や動物(特に猫や犬など)にも感染することがあり、注意が必要な病気です。
◆ どんな病気?
SFTSは「SFTSウイルス」というウイルスによって引き起こされ、発熱、食欲不振、嘔吐、下痢、意識障害などの症状を引き起こします。重症化すると命に関わることもあります。
SFTSウイルスは出血熱ウイルスに分類されるもので、同様の感染症にエボラ出血熱などの1類感染症も含まれています。
◆ どうやって感染するの?
・人や動物がマダニに刺されることで感染します。
・SFTSウイルスに感染した動物(特に猫や犬)の体液や血液に触れることで、人にうつる可能性もあります。そのため、マダニに咬まれた可能性がある動物には特に注意が必要です。
・2024年には人ー人感染も国内で確認されています。
◆ 発症動物は?
・犬や猫などで報告されています。特に猫は感受性が高いです。
◆ 致死率は?
・猫で致死率が高く70%と言われています。犬では40%です。人でも30%の確率で死亡すると言われています。死者の中で猫を飼育している人が高い割合をしめているとも言われています。
◆ 予防方法は?
・マダニ予防が効果的です。マダニに対応したノミ・ダニ予防薬を使用しましょう。近年では真冬でもマダニの活動は確認されており通年の予防もおすすめです。