避妊手術の傷について

当院の避妊手術の傷がどのくらいの大きさか聞かれます。卵巣・子宮の状態や体格によって変わるのですが、大体3−4糸くらいの縫合になることが多いです。なるべく傷を小さくすることで術後の回復を早めています。
犬の避妊手術について
避妊手術の目的
- 妊娠を防ぐ:避妊手術をすることで、犬が望まない妊娠を避けることができます。特に、意図しない交配や過剰な繁殖を防ぐために有効です。
- 健康管理:避妊手術は、特定の病気の予防にもつながります。例えば、子宮蓄膿症や乳腺腫瘍、卵巣腫瘍のリスクを減らすことができます。特に乳腺腫瘍については初回の発情前に手術をすることで大きな効果が得られます。
- 行動の改善:発情期に見られる不安定な行動や過度の鳴き声、マーキングなどの問題行動が軽減されることがあります。また、雄犬に対する過度な関心が減少することもあります。
手術のタイミング
避妊手術を行う最適なタイミングは、犬の年齢や健康状態によりますが、一般的には生後6ヶ月から1歳の間に行うことが多いです。ただし、犬の品種や体調、生活環境などによっても最適な時期は異なるため、獣医師と相談して決定することが大切です。犬は、乳腺腫瘍の発生率を抑えるためには2回目の発情までに避妊手術をする必要があります。初回発情までに避妊手術をすると理想的です。当院ではこの時期の避妊手術は通常より安価に可能です。ご希望の方は一度ご来院ください。