犬のチェリーアイ(第三眼瞼腺脱出)について

チェリーアイとは、目頭にある第三眼瞼(瞬膜)の裏側に存在する涙を作る腺が、本来の位置から飛び出して赤く腫れて見える病気です。チワワ、アメリカン・コッカー・スパニエル、ビーグル、ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグなどで多くみられ、若齢犬での発症が一般的です。

飛び出した腺が炎症を起こすことで、目の充血や目やに、違和感などが生じることがあります。また、第三眼瞼腺は涙の産生に重要な役割を担っているため、原則として腺を切除せず、元の位置に戻して固定する手術を行います。放置すると炎症が悪化したり、将来的にドライアイのリスクが高まったりするため、早めの診察と適切な治療が大切です。

 症例紹介

術前です。瞬膜腺が脱出しているのが分かります。

術後です。瞬膜線がしまい込まれているのが分かります。

当院では吸収糸を使用しているので最終的には糸は残らない方法を取っております。自己組織を癒着させるため術後は腫れますが、1週間ほどで腫れは引いていきます。