はじめに

このページでは、ご自宅で行う皮下点滴の方法を、
写真や図を用いて分かりやすく説明しています。

※ 皮下点滴は医療行為です。
※ 必ず事前に獣医師・動物看護師から十分な説明を受けたうえで行ってください。


1.準備するもの(輸液ラインを使用する方法)

  • 輸液バッグ(処方されたもの)
  • シリンジ(注射器)
  • 翼状針(針)
  • 18G針(太い針)
  • アルコール綿(市販のもので構いません)

2.点滴セットの準備

① 輸液バックから点滴液をシリンジに吸う

シリンジに18Gの針をつけて点滴液を吸引する準備をします。


輸液バックのゴムの部分をアルコールで消毒して針を刺して必要な点滴量を吸います。

② 針を翼状針に付け替える

18Gの針から翼状針に付け替えます。

翼状針の管の中には空気が入っているので、シリンジの中の空気と、翼状針の中の空気を抜いておきます。


3.皮下点滴の実施方法

① 刺入部位を消毒する

肩甲骨付近の背中を、
アルコール綿でやさしく消毒します。


② 皮膚をつまんで針を刺す

皮膚をつまんでテント状にし、
皮下に向かって針を刺します。


③ 点滴を開始する

シリンジを押して点滴を開始します。
皮下に液が溜まって、
背中がふくらんでくるのを確認してください。


④ 点滴終了

規定量が入ったら、針を抜いて刺入部位を軽く押さえます。翼状針は結んで、針の部分をハサミで切っておきます。針はご自宅では捨てられないのでまとめて病院に持ってきてください。


4.輸液量と時間の目安

輸液量目安時間
50ml約1分
100ml約2分

※ 流量は針の太さ、加圧の有無によって前後します。


5.片付けと注意点

  • 使用済みの針やラインは、病院の指示に従って廃棄してください
  • 次回使用時は必ず新しい針を使用します

⚠ 注意事項(必ずお読みください)

  • 点滴中や点滴後に
    • 呼吸が荒くなる
    • 元気がなくなる
    • 咳をする
      などの症状が出た場合は、すぐに中止してください
  • 少しでも不安がある場合は、無理に行わず当院までご連絡ください