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外鼻孔狭窄症について
外鼻孔狭窄とは、鼻の穴(外鼻孔)が生まれつき、または体の構造上とても狭い状態のことをいいます。特に、鼻の短い犬や猫(短頭種)でよくみられます。
どんな症状が出ますか?
鼻の穴が狭いことで空気が通りにくくなり、次のような症状がみられることがあります。
- 呼吸時に「フガフガ」「ブーブー」と音がする
- 口を開けて呼吸することが多い
- 少しの運動や興奮で呼吸が苦しそうになる
- 暑さに弱い
- 寝ているときのいびきが大きい
症状は軽い場合もありますが、成長、加齢、肥満、暑さなどをきっかけに悪化することがあります。
なぜ問題になるのですか?
鼻は呼吸の入り口として、空気をスムーズに取り込み、体温調節を助ける重要な役割があります。
外鼻孔が狭いと、呼吸に常に負担がかかり、熱中症のリスクが高くなるほか、のどや気管など他の部位にも負担がかかることがあります。
治療について
症状の程度によって対応が異なります。
- 軽度の場合
体重管理、暑さ対策、興奮を避けるなどの生活管理で経過観察を行います。 - 症状が強い場合
外鼻孔を広げる外科手術を行うことで、空気の通りが改善し、呼吸が楽になることが期待できます。
手術後に生活の質が大きく改善するケースも多くみられます。
ご家庭での注意点
- 暑い環境を避ける
- 適正体重を維持する
- 呼吸が苦しそう、舌の色が紫っぽいなどの異常があれば早めに受診する
症例紹介
症例は5歳のペキニーズで呼吸困難の状態で来院しました。鼻から呼吸をすることができず口から空気を吸っていて、消化管にもガスが溜まり、胃拡張の状態になっていました。


術前の鼻孔と術後の鼻孔です。術後は鼻呼吸ができるようになり、酸素室から出ることができました。
今回の症例では外鼻孔狭窄に対する手術と軟口蓋過長症に対する手術を行っております。
呼吸の仕方がおかしいなど、何かあれば早めに来院ください。
