症例紹介

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症例は9歳の甲斐犬でかかりつけにて手術が難しいとのことで来院しました。

腹腔内には大型の腫瘤があり、その中に大量に水がたまっているようでした。腫瘤の大きさから計算すると、約5Lくらい水がたまっているようでした。体重が15kgだったため体重の3分の1くらいが腫瘤とその中に溜まった水ということになります。

術前の状態です。腹部は膨らんでいて腹腔内に巨大なMassがあることが分かります。

開腹すると腫瘍が見えます。

このままでは腫瘍を取り出すことができないので、内部の水を吸引します。吸引したところ4.5Lほどたまっていました。

水を吸引して取り出すと奥には大型の腫瘍が隠れていました。発生部位は子宮、卵管、卵巣付近からでした。

術後の状態です。大型の腫瘍がなくなったことで腹部は凹んでいます。摘出して、そのまま閉腹してしまうと大量の空気が腹腔内に残ってしまい、空気が抜けるのに時間がかかるため、ある程度の空気は吸引して閉腹します。